ラーヤと龍の王国
昨日からディズニープラスで配信が始まった「ラーヤと龍の王国」を見た。
石のかけらを探す旅に5つの国を回る話。
途中まではそれぞれの国で、敵対していた人がどんどん仲間になるという少年漫画的なノリが続く。
主人公ラーヤを過去に裏切ったファング国のナマーリとの対決と和解が感動的。
「信じる」ということがテーマであり、500年前にシスー(龍)を信じて石になった龍の兄弟達の神話を見習い、最後は裏切り者であったナマーリを信じて石のかけらを彼女に渡していく。
今回の敵役はドルーンと呼ばれる怪物?(疫病と言っていたような)である。
時代変遷の表象として注目されるディズニー作品の敵役は安易に人間とできなかったのだと思われる。
敵役がこの怪物だったことにより、敵役の行動原理のようなものがよくわからなかったがそれを疫病と捉えれば腑に落ちる部分もある。
この作品は、水・雨・霧の表現がとても綺麗だった。
一つ一つのしずくが綺麗で、(そういえば主人公は父親から「しずく」と呼ばれていた)本当に細かい仕事だったのだろうと思われる。
龍の神話パートの絵や、各国の違い(季節が違う?)、龍の流れるような描写など鮮やかで明るい表現が見事だった。