観たコンテンツのメモを残します

映画、舞台、ドラマ、本など見聞きしたコンテンツの感想メモを残そうと思います。人に読まれることを前提としていていません(と一応書いておきます)ので、稚拙な文章はお許しください。

ドラマ「それでも、生きてゆく」第4話

双葉の父親(時任三郎)が中心軸となる第4話。

 

はじめは「今の家族を守るために、息子(文哉)を捨てた」という父親であるが、双葉や洋貴は、父親としての無責任さや「文哉も息子でしょ」と言い彼を責める。

 

洋貴と双葉のシーン、二人でボートに乗っている場面では、「いまここ」のみを生きられたらどれだけ幸せか、二人の出会いがどれほど違ったものなのかといった会話がされる。洋貴が「でもそしたら亜季は・・」という発言によって過去を忘れることの罪深さのようなものを再認識させられる。

 

洋貴と双葉の父親が出会い、洋貴が「文哉を殺す」と伝えたことで、文哉を探すことを父親は決意する。

そのことを家族に伝えるシーンでは、文哉が父親の連れ子だったことが発覚する。

双葉「え、私は?」

母親「何言っているの、双葉はお母さんの・・」

という台詞によっておそらく双葉も父親の連れ子だったのだろう。

双葉、文哉が父親派と言っていたことは感覚的なものでなく、実際のところ遺伝的な意味であったということがここで回収された。

加害者家族として生きるために、離婚をしていたこの家族から、母親が繋がり自体を否定する発言をしてしまったことの重要さに、見終わってから気づいた。

www.fujitv.co.jp